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個人事業主の屋号付き口座開設にオススメ/PayPay銀行ビジネスアカウント

PayPay銀行ビジネスアカウント

PayPay銀行は、個人事業主やフリーランスの人が事業用口座にすると色々とメリットが多い銀行です。

この記事では、PayPay銀行のビジネスアカウントで開設できる口座の名義、利用できるデビットカード、ATMや振り込み手数料についてや、口座開設の注意点を紹介しています。

公式サイト PayPay銀行 ビジネスアカウント

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1.PayPay銀行とは

PayPay銀行は、日本で初めてネットバンクサービスを開始したネット銀行であり、ネットバンクの中で最も長い歴史を持つ銀行でもあります。

 

老舗ネットバンクなので、パソコンやスマホから原則24時間365日、振り込みや残高確認などの取引が可能。

その他にもVISAデビットカードなどの便利なサービスや、最先端のセキュリティでネット取引も安心なネット銀行です。

 

◎ 開設できる口座数

最近は預金口座の悪用を防ぐために、ひとつの銀行で多数の口座を作ることは制限されています。

PayPay銀行で開設できる口座の数は、次の通りです。

  • 個人 … ひとり1口座
  • 法人口座 … 1事業所につき20口座まで
  • 営業性個人口座 … 1営業性個人(屋号付き個人名義)につき1口座
営業性個人口座
屋号が異なっていても個人名義が同じ場合に開設できるのは1口座。複数の屋号で活動している場合は、いずれか1つの屋号で1口座のみの開設です。
ただし、個人口座とは別に1口座開設できます。

 

2.PayPay銀行ビジネス用口座のメリット

PayPay銀行ビジネス口座(ビジネスアカウント)を利用するメリットとして、

  • 個人事業主・ショップオーナーが屋号名義の口座が持てる
  • Visaデビット一体型キャッシュカードが年会費無料
  • ATM手数料に無料がある
  • PayPay売上の入金手数料がずっと無料
  • ビジネスに必要な機能が揃っている

 

1) 個人事業主・ショップオーナーが屋号付き口座が作れる

PayPay銀行 では、個人事業主やショップオーナーでも「屋号付個人名義の普通預金口座」を開設することができます。

ただし、そのときの口座名義は「屋号」+「個人名」のみ。屋号のみや個人名のみで作ることはできません

 

しかし、振込時には口座名義に屋号のみの指定でも振込ができる仕組みになっています。

相手に伝える口座名義は

  • 「屋号」のみ
  • 「屋号」+「個人名」

のどちらでもOKということになります。

振込先を伝えるときに、本名を教える必要は無いということですね。

ただし振込をする際のATM画面では、受取人名確認機能を使用すると、「屋号+個人名」が表示されますので、本名を隠すという目的で利用することは難しいでしょう。

 

2) Visaデビット一体型キャッシュカードが年会費無料

PayPay銀行のキャッシュカードは VISAデビット一体型キャッシュカードとなっています。

VISAデビットカードは審査不要で、クレジットカードとほぼ同じように利用することができます。

 

法人用のクレジットカードでは審査が不安だったり、場合によっては審査落ちとなってしまったという場合でも、PayPay銀行ビジネス口座のVISAデビットカードであれば問題なく利用することができるのです。

 

そしてなにより、PayPay銀行のビジネスデビットカードは無料。ビジネス口座のVISAデビットが無料で利用できるというのは、大きなメリットと言えますね。

ちなみに、屋号付きでデビットカードが発行できる、楽天銀行ビジネス口座のJCBデビットカードの場合は、年会費が1,000円掛かってしまいます。

 

3) ATM手数料に無料がある

PayPay銀行には窓口となる店舗がないので、現金の入出金は提携のATMで行います。

入出金に利用できる提携ATMは、

  • セブン銀行
  • E-net(ファミリーマートなど)
  • ローソン
  • ゆうちょ銀行
  • 三井住友銀行

これだけの提携先があれば、近くにATMがなくて困るという事はほとんどないでしょう。

 

ATM手数料

  • 毎月最初の1回目の入金手数料:無料
  • 毎月最初の1回目の出金手数料:無料

入金、出金それぞれ最初の1回目は、金額に関係なく手数料は無料です。

月に1回しか現金の移動がないという人ならATM手数料がかからないですね。

 

そして、2回目以降の手数料は、

  • 3万円以上の入出金:何度でも無料
  • 3万円未満の入出金:コンビニATM・三井住友銀行が162円、ゆうちょ銀行324円

となっています。

 

必要なお金が数千円単位の場合は、「必要な金額+3万円」という具合で取引すると、手数料無料で利用することもできます。

 

4) PayPay売上の入金手数料がずっと無料

PayPay決済を導入している事業者が、PayPayの売上金を受け取る際にほかの金融機関口座で受け取ると105円かかります。 

しかし、入金口座としてPayPay銀行ビジネスアカウントを指定するとこのPayPay売上入金手数料がずっと無料なのです。

1回ごとの金額は小さくても、毎月の積み重なるとこの差は大きいですね。

 

5) その他にも便利なビジネスサービス

PayPay銀行ビジネスアカウントでは、その他にもビジネス口座ならではの様々なサービスを、利用することができます。

  • 最大999件までの振込先が登録可能なWEB一括振込
  • アスクル・インターネットショップで最大80%オフ
  • クラウド会計ソフトfreeeを活用した資金調達

公式サイト PayPay銀行 ビジネスアカウント

 

3.PayPay銀行ビジネス用口座のデメリット

△ 振込手数料はメリット少なめ

振込手数料は、PayPay銀行口座宛の振込であれば55円で振り込むことができます。

一方、ほかの金融機関宛の振込にも手数料がかかりますが、これはほかの銀行のビジネス口座でも同じ。

ビジネス口座からの振込手数料が発生するのは、仕方がない事なのです。

  PayPay銀行の口座宛 他の金融機関宛
振込金額:3万円未満 0円 176円
振込金額:3万円以上 0円 275円

 

PayPay銀行の口座宛振込は手数料が無料です。

他の金融機関宛の振込手数料は、3万円未満で172円、3万円以上では270円になっています。

こちらも他のネットバンクと比べても同じ程度の金額と言えるでしょう。

ちなみに、個人口座であれば、同一名義の三井住友銀行口座間の振込なら振込手数料が何回でも無料になりますが、ビジネス口座には適用されません。

 

ただし、条件次第で他行あて振込手数料が無料に

前月の円普通預金と円定期預金の預金平均残高が3,000万円以上あれば、PayPay銀行宛と他行宛合わせて毎月5回まで、振込手数料が無料になります。

 

ですが預金額3,000万円というのは、振込手数料無料までのハードルはかなり高いと感じますね。

そんな場合は、次の方法で振込手数料の割引を受けることができます。

 

◎ マネーフォワードビジネスVISAカード の利用で振込手数料が割引

マネーフォワードビジネス VISAカード という個人事業主向けのビジネスカードがあります。

このカード利用者には、「PayPay銀行事業用口座振込手数料がずっと割引」という特典があるのです。

 

このビジネスカードは、PayPay銀行事業用口座の振込手数料割引だけでなく、その他にも開業時に役立つ様々な特典を受けられるという、非常に頼もしいビジネスカードです。

 

4.ビジネス用口座開設の仕方

PayPay銀行でビジネス口座を開設するには、公式サイトから必要書類をダウンロードするか、必要書類を取り寄せる事から始めます。

公式サイト PayPay銀行 ビジネスアカウント

 

1) 口座開設に必要な書類

申込書類以外に必要な書類は次の通り。

営業性個人(個人事業主・ショップオーナー)の場合
スマホで本人確認
  • 運転免許証
  • カード型健康保険証
  • マイナンバーカード
書類送付で本人確認
  • 印鑑証明書・住民票の写し
  • 運転免許証・各種健康保険証・個人番号カードなど
  • 公共料金の領収書
法人の場合
  • 取引担当者の本人確認資料
  • 業務内容確認資料

 ※法人の場合はすべて郵送

 

2) PayPay銀行ビジネス口座の開設の流れ

スマホで本人確認
  1. WEB申し込み
  2. スマホで本人確認資料を撮影、送信
  3. 申込受付・内容確認
  4. キャッシュカード・トークン発送
  5. トークンの登録・利用開始
書類送付で本人確認
  1. WEB申し込み
  2. 本人確認資料を送付
  3. 申込受付・内容確認
  4. キャッシュカード・トークン発送
  5. トークンの登録・利用開始
 キャッシュカード・トークンが届くまで

本人確認資料が銀行に到着してからキャッシュカードが届くまで、概ね7日~1週間です。

 

まとめ

PayPay銀行は、ビジネスに役立つサービスがとても充実しているネット銀行です。

屋号付き口座の開設を考えているのであれば、PayPay銀行のビジネスアカウントを検討してみてくださいね。

公式サイト PayPay銀行 ビジネスアカウント

 

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