この記事は、会計ソフトでお馴染みのマネーフォワードと三井住友カードの提携で生まれた、個人事業主にも発行可能なビジネスカード、マネーフォワードビジネスVISAカードの紹介とメリットやデメリットの解説をしています。
公式サイト マネーフォワードビジネスVISAカード
1.マネーフォワードビジネスVISAカードとは
マネーフォワードビジネスVISAカードとは、株式会社マネーフォワードと三井住友カード株式会社が提携し発行している、中小企業や個人事業主向けに特化した事業用クレジットカードです。
申込には登記簿謄本や決算書などの提出が不要で、発行までの手間も時間も法人向けビジネスカードと比べれば少なくて済み、スタートアップ企業や個人事業主の方が創業時から利用可能。
また、カードランクはクラシック、ゴールドの2種類があります。
この2種類には、旅行保険や空港ラウンジなどの特典には違いがありますが、マネーフォワードの独自特典にはカードの種類による違いはありません。
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クラシックカード | ゴールドカード | |
カード発行会社 | 三井住友カード | |
国際ブランド | VISA |
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発行対象 | 満20歳以上の法人代表者、個人事業主 | |
年会費(税別) | 1,375円 | 11,000円 |
ショッピング枠 | 10~150万円 | 50〜300万円 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(利用付帯) ショッピング補償 |
海外旅行傷害保険(自動付帯) 国内旅行傷害保険 ショッピング補償 |
空港ラウンジ | なし | 国内主要空港のラウンジを無料で利用可能 |
従業員カード(税別) | 1枚440円 | 1枚2,200円 |
ポイント制度 | 200円あたり1ポイント(1円相当) ※三井住友カードのVポイント |
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その他のサービス | ●マネーフォワードクラウド 10,000円分のクーポン ●PayPay銀行事業用口座の振込手数料がずっと割引 ●バックオフィスツール、販促ツールなどの限定特典 |
2.マネーフォワードビジネスVISAカードのメリット
一般的にビジネスカードを使うメリットは、経費をクレジットカード払いで決済できるのが一番のポイントですが、特にマネーフォワードビジネスVISAカードには、以下のようなメリットがあります。
- ビジネスカードだが審査は個人
- 開業時に役立つ特典が満載
- 初年度の年会費が無料。翌年度以降も無料での運用が可能
- カードのご利用金額に応じてポイントが貯まり、個人カードのポイントと合算することができる
- カードに会社名・屋号を表記できる
1)ビジネスカードだが審査は個人
マネーフォワードビジネスVISAカードは、審査の対象が代表者個人なので、設立間もなくても審査が通りやすくカード発行も早いです。
必要な書類は申込者の本人確認資料だけ。
法人カードの審査のときには必要になる登記簿謄本や決算書どころか開業届なども不要です。
ただしキャッシング枠を希望する場合は、収入証明書類が必要になる場合があります。
引き落とし口座は法人代表者であれば法人口座、個人事業主なら個人口座か屋号口座を指定できるので、経理上もスムーズ。
2)開業時に役立つ特典が満載
特典の内容としては、無料期間が伸びたり、サービスの月額料金が割引価格で利用できたりというものです。
- マネーフォワードクラウドで使える10,000円分のクーポン
- PayPay銀行事業用口座の振込手数料がずっと割引
- 無料ホームページ制作サービスの ペライチ がレギュラープランが60日間無料に
- クラウド人事労務ソフト SmartHR が3ヶ月間無料
- レストラン・飲食店向け予約管理システム TORETA の月額料金が特別価格に
- クラウド対応のPOSレジ POS+(ポスタス)の機材設置費用 30,800円/店が無料
- オンライン決済サービス PAY.JPの通常11,000円が1年間無料
このマネーフォワードビジネスVISAカードの独自特典は、クラシックカード・ゴールドカードで共通の内容になっているので、特典目的であればクラシックカードがお得です。
特典で受けられる無料および割引の総額は15万円分以上となり、開業の助けになるでしょう。
3)初年度の年会費が無料。翌年度以降も無料での運用が可能。
マネーフォワードビジネスVISAカードは、クラシックの年会費が1,375円。ビジネスカードでは最低水準です。
しかも初年度の年会費が無料で翌年度以降も年会費割引の特典があるので、年会費無料で使い続けることができます。
マネーフォワードビジネスVISAカード の年会費特典
前年度に50万円(税込)以上利用した場合の翌年度の年会費
- クラシックカード:1,375円 ⇒ 無料
- ゴールドカード:11,000 ⇒ 半額
4)貯まったポイントを個人カードのポイントと合算できる
ビジネスカードで貯まったポイントは個人カードで貯まったポイントと合算することができません。
しかし、マネーフォワードビジネスVISAカードであれば、貯まるポイントは三井住友カードの Vポイント。
Vポイントは個人カードで貯まったポイントと合算することができるのです。
三井住友カードのポイントサービス Vポイント
カードのご利用金額に応じてもらえるポイントを貯めて、景品との交換・マイレージ・電子マネーや他社のポイントプログラムに移行することができるサービスです。
マネーフォワードビジネスVISAカードで支払いをすると付与されるポイントは200円につき1ポイント。1ポイントが1円相当なので、還元率は0.5%です。
このポイントは一か月間の合計利用額に対して付与されるので、細かい支払いが積み重なっても安心ですね。
個人向けのカードと比べると一般的と言えますが、法人向けのクレジットカードの中にはポイントが付与されないカードも有る、という事を考えると比較的高いと言えるでしょう。
5)カードに会社名・屋号を表記できる
そしてマネーフォワードビジネスVISAカードは、券面に氏名とともに会社名又は屋号を並記することができます。
公式サイト マネーフォワードビジネスVISAカード
3.マネーフォワードビジネスVISAカードのデメリット
iDカードがクレジットカード一体型では無い
三井住友カードではiD一体型のクレジットカードもあります。
しかしマネーフォワードビジネスVISAカードは、クレジットカード一体型ではなくiD専用のカードが追加発行になります。
1枚余分にカードを持つことになるのは、結構面倒ですね。
しかしiDは、おさいふ携帯や Apple Pay に対応となっているので、スマホが対応していれば問題ないでしょう。
まとめ
法人カードの発行であれば必要な、登記簿などの書類が不要なマネーフォワードビジネスVISAカード、個人事業主におすすめのクレジットカードです。
事業用のカードを探している人や個人用のカードで三井住友カードを持っている人は、マネーフォワードビジネスVISAカードを使ってみてください。
公式サイト マネーフォワードビジネスVISAカード