この記事では、デビットカードの人気の理由とメリット・デメリットなどを解説していきます。
最近はネット銀行でも大手の銀行でも発行されていて、CMなどいろいろな所で目にする機会も増えてきているデビットカード。
お金の管理がしやすいという点でも人気です。
クレジットカードとの違いも理解して、あなた利用シーンに合わせて使い分けるのもいいでしょう。
1.デビットカードとは
デビットカードとは、VISA や JCB などのブランド加盟店でクレジットカードと同じように使えますが、決済した瞬間口座から引き落とされる点(即時引き落とし)が大きな特徴です。
即時引き落としなので適宜口座残高を確認しやすく、お金の管理が簡単になります。
審査が不要で銀行に口座を持っていれば発行できるので、クレジットカード審査に通らない方や年齢的にまだ作れない人でも所有することができるのです。
口座を所有していない銀行でデビットカードを単独で作ることはできません。その場合は、まずその銀行に口座を作る必要があります。
1) デビットカードとクレジットカードの特徴を比較
クレジットカードは後払い、デビットカードは即口座からお引き落としされます。どちらもキャッシュレスと言うのが共通点ですね。
デビットカード | クレジットカード | |
お支払い方法 | 即時引き落とし | 後払い |
お支払い回数 | 1回払いのみ | 1回払い、2回払い、分割払い・リボ払い・ボーナス払い |
利用可能額 | 預金口座の残高および利用限度額の範囲内 | 利用限度額の範囲内 |
年齢 | 15歳以上 | 18歳以上 |
審査 | なし | あり |
2) デビットカードのメリット
- 利用金額が口座残高を超える事がないので使い過ぎの心配がない。
- 一日、一か月辺りなどの利用限度額を、自分で設定できるので使い過ぎの心配がない。
- 利用停止/解除や利用限度額を0円にするなど、しばらく使わないときは利用できない様に設定できる。
- VISA や JCB などのブランドカードなので、国内でも海外でも、街の店でもインターネットショッピングでもクレジットカードと同じように使える。
- 銀行口座のキャッシュカードと一体型になっているデビットカードも多く、携帯するカードの枚数が減らせます。
- クレジットカードよりは少な目だが、ポイント還元やキャッシュバックがある。
3) デビットカードのデメリット
- 一回払いでしか使えない。
- 即時引き落としの為、分割払いやリボ払いはできず一回払いのみ。
- 高速道路やガソリンスタンドなど一部で利用することができないカードがある。
- ETCカードは発行できない。
- ポイント還元率やキャッシュバック率がクレジットカードに比べると低い。
- ジェイデビット( j-Debit )と間違えられやすい。
2.デビットカードを選ぶ時のポイント
デビットカードは銀行が発行しているので、その銀行が使いやすいかどうかが大事です。
利用する頻度が大きければ、メインバンクにしている銀行のカードを選ぶことで使いやすくなります。
しかし、高い年会費がかかったり、デビットカードを発行していない銀行もあるのです。
- 銀行の利便性
- 年会費
- ポイントの還元率やキャッシュバック
以上のような点を比較して選ぶと良いでしょう。
また、発行できるデビットカードは基本的に1銀行につき1枚(又は1口座につき1枚)のみとなります。
VISAとJCBの両方のカードを取り扱っている銀行でも、どちらがあなたに合っているのかを選ぶことも重要なポイントです。
おすすめのデビットカード
楽天銀行
会費・ポイント面で優れた 楽天銀行デビットカード(VISA/JCB)
- 年会費永年無料、還元率1%とお得で使いやすい楽天ポイント。国内で使うのにおすすめの一枚です。
- 利用可能な年齢:16歳以上
公式サイト 楽天銀行デビットカード(JCB)
三井住友銀行
iD付帯で電子マネーのように使えるSMBCデビットカード(VISA)
- ポイント還元0.5%かキャッシュバック0.25%を選択できる。
- 電子マネーのiD機能が付帯しているのでサインレスで手軽に決済できるので使いやすいです。(店舗により一定額以上はサインか暗証番号が必要になります)
- 年会費無料でキャッシュカード一体型も利用できます。
- 発行ブランドはVISAのみ。
- 利用可能な年齢:15歳以上(中学生は除く)
公式サイト 三井住友銀行 SMBCデビット
ほかには、還元率0.6%の住信SBIネット銀行やGMOあおぞらネット銀行、利用できる範囲が広くて便利なPayPay銀行(JNB)、そのほかにも様々な銀行が発行しています。
まとめ
- 一回払いしかしない
- キャッシングをしない
- 高優待・高ポイント還元を求めない
- お金を借りるのが好きでない
このような人に、デビットカードが向いていると思います。
分割払いを良く使う人にはデビットカードは向いていないので、クレジットカードをメインで使う事になりますね。