<景品表示法に基づく表記>
本サイトのコンテンツには商品プロモーションが含まれています。

個人事業主が1つの銀行に2つ目の口座を作る事のメリット・デメリット

通帳

この記事では、個人事業主が生活用口座と事業用口座を使い分けるメリットと、事業用口座を作るうえでの注意点を紹介しています。

個人事業主の人やフリーで仕事をされている人は、銀行の口座を生活用仕事用で分けている方、分けていない方どちらもいるかと思います。

 

私はゆうちょ銀行と三井住友銀行の口座で、それぞれ生活用と事業用の個人口座を2つずつ持っています。

ゆうちょ銀行も三井住友銀行も、2つ目の個人口座を作ることはできるのです。

 

それぞれ銀行窓口で、目的別に口座を別けて使いたい旨伝えるだけで、通常の口座開設と同じように開設することができました。(2017年10月時点)

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

1.個人事業主なら口座は2つあった方がいいわけ

生活用口座と事業用口座を別にしておくと、次のようなメリットがあります。

メリット
  • 口座が分かれていると資金繰りがわかりやすくなる
  • 帳簿付けの手間が減る

 

1) 口座が分かれていると資金繰りがわかりやすくなる。

口座が分かれていることで、事業のお金がいくら入ってきているのか、経費がいくらかかっているのか、が一目瞭然になります。

これは、入ってきたお金が売上収入なのか借入金なのか、出ていくお金が生活費なのか経費なのかがわかることによって、預金額が少なくなってきたときなどにその原因がどこにあるのか、がわかりやすくなりますね。

 

2) 帳簿付けの手間が減る

青色申告で控除を受ける場合には、事業に関係する取引をすべて帳簿に記録しなければいけません。

そのため、売上金が振り込まれる口座は事業にかかるものとして、その口座の1年分の取引を帳簿付けしなければならないのです。

 

しかし、口座が分かれていれば、事業用口座だけを帳簿付けするだけでよくなります。

そして、三井住友銀行やゆうちょ銀行だけでなく、大概の銀行では同一支店間のインターネットバンキングでの振込手数料が無料なので、事業用口座と生活用口座の間でのやり取りに余分な手数料がかから無いので使いやすいです。

 

口座を分けるときのポイント
  • 事業用口座から生活用口座への振替は月1回にする。
  • 国民年金や国民健康保険など、事業の経費にならない支払は生活用口座からの引落にする。
  • クレジットカードを複数もっているときは、生活用カード、事業用カードで分けて事業用の口座で決済できるようにする。

お金の流れがシンプルになるので、帳簿づけの手間を減らすことができますよ。

 

2.同じ銀行で2つの口座を使い別けるメリット

これは、どの銀行でも共通というわけではありませんが、例えば三井住友銀行やゆうちょ銀行で2つの口座を使い分ける場合、同行同士の振込には手数料がかかりません。

三井住友銀行では現在、本人名義の口座でなくとも、同行本支店間のオンラインバンキングを利用した振込手数料は無料になっていますが、ゆうちょ銀行同士の口座間振込の場合は回数制限があります。

 

これが、ゆうちょ銀行の自分名義の口座同士であれば、月999回まで無料となっています。

まさかそんなに振込をする人はいないと思いますので、回数を気にせずに無料で振込をできるというわけですね。

 

3.事業用口座を作るデメリット

生活用口座と事業用口座を別にしておくと、

  • 経費となる支出を、全て事業用口座でまとめるのは面倒くさい。
  • 事業用の財布と個人の財布を、使い分けたりするのが面倒くさい。

という事を感じるかもしれません。

 

毎月の引落や、ネットでのサービス支払はともかく、外出先で買い物をするときにわざわざ事業用の現金を使い分けて帳簿に付けるのは確かに大変です。

これはデメリットと言えるかもしれません。

 

ですが、「経費はすべて事業用の口座から支払わないといけない」というわけでは無いのです。

例えば、その都度支払う購入経費などで、個人のお金から経費を支払ったものについては、事業主借として帳簿に記載するようにしたら、細かい事業用の現金の出し入れを考える必要が無くなります。

 

4.事業用口座を作るときの名義について

個人事業主の方で、屋号付きの口座を持ちたいという方も多いかもしれませんが、私は今のところ個人口座を事業用の口座としてつかっています。

実は、理由は単純に屋号を使った取引をしていないからなのですが、事業用の口座を屋号付き名義の口座で作る場合、はちょっと気を付けておくと良い点があります。

 

それは屋号付き口座だと、取引先の処理の都合によっては、振込先に指定できない場合があるということです。

事業用の口座を作る場合は、屋号付き名義の方が信用があがりそうだから作りたいですが、いざ振り込んでもらおうと思ったら、指定できないという事があるかもしれませんので、確認が必要ですね

 

まとめ

通帳

ちなみに、事業用口座を作ったのはゆうちょ銀行と三井住友銀行。

この二つを選んだ理由は、報酬を振り込んでもらうときの振込手数料が安いところと言う理由です。今のところこちらから振り込むことが無いので、相手先の都合に合わせて選んだ感じですね。

 

生活用口座と事業用口座を使い分けるなんてメンドクセーと思う方もいるかとは思いますが、1つの口座で使っていると面倒くさい場合もあるかと思いますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

ゆうちょ銀行も三井住友銀行も窓口で手続きしましたが、三井住友銀行の場合であれば、ネットバンキングから2つ目の口座を開設できるようになっていますよ。

 

関連記事

個人事業主にオススメのビジネスカード5種を紹介

個人事業主の屋号付き口座開設にオススメ/PayPay銀行ビジネスアカウント

スポンサーリンク
スポンサーリンク
税金の話
すだれもち

当サイトの運営者。
世間の常識も発見も、とりあえず気になったことをいろいろ書いています。

すだれもちをフォローする
シェアする