フリーランスや自由業などの方にとって、会計ソフトの入力やレシートの整理など、確定申告の準備にあわただしい時期でストレスを感じる人も少なくないはずです。
この記事では、そんな確定申告の悩みを解決してくれる青色申告対応会計ソフトについて、オススメソフトの概要や価格の比較をしながら紹介しています。
1.青色申告対応のオススメ会計ソフト比較
会計ソフト名 | 導入スタイル | 月額料金 / 小売価格 | 対応OS / 対応デバイス |
マネーフォワード クラウド確定申告 | クラウド | フリープラン 0円 パーソナルミニ 980円/月 or 9,600円/年~ |
Windows・Mac パソコン・スマホ |
やよいの青色申告シリーズ | クラウド | セルフプラン 8,000円/年~ ※初年度0円 |
Windows・Mac パソコン・スマホ |
インストール | 12,000円 | Windowsパソコン用 | |
freee(フリー) | クラウド | スタータープラン 1,180円/月 or 11,760円/年~ ※お試しプランあり |
Windows・Mac パソコン・スマホ |
料金は税抜価格です。
- インストール型:パソコンにインストールして利用する。
- クラウド型:ネットにログインして利用するので、インストール不要。
- 確定申告だけでなく従業員や請求書の管理もしたい人
→クラウド会計ソフト「マネーフォワード」 - 青色確定申告をすることが目的の人
→やよいの青色申告オンライン・freee
- 白色確定申告ができればいい人
→やよいの白色申告オンライン
2.青色申告対応のオススメクラウド会計ソフトを解説
1)マネーフォワード クラウド確定申告
マネーフォワード クラウド確定申告は、シンプルで使いやすい会計ソフトです。
MFクラウド確定申告から名称変更をしました。
取引明細の取得と仕訳の自動化で、会計に関わる作業時間を大幅に短縮することができます。
また、マネーフォワード クラウド確定申告は、白色申告・青色申告のどちらにも対応しており、設定変更することで切り替え可能です。
2019年5月8日からは、クラウド会計単独での契約プランは無くなり、
- クラウド確定申告
- クラウド請求書
- クラウド経費
- クラウド給与
- クラウドマイナンバー
の5製品の機能がセットになったプランに改定。
確定申告機能のみを使いたいという人にとっては少し値上げですが、ほかの機能もまとめて利用できるお得なセットになりました。
2020年6月2日から確定申告のための最低限の機能に絞ったパーソナルミニプランが登場。
利用できる自動レポート機能などに制限があるが、確定申告をするためなら問題なし。
帳簿付けは「簡単モード」と「詳細モード」の2通り。
- 「簡単モード」はシンプルな作業で、簿記の初心者でも簡単に帳簿づけができます。
- 「詳細モード」は複式簿記のスタイルでも帳簿づけが可能な、帳簿づけの知識がある方向け。
カンタン確定申告ガイド
ソフト内の「カンタン確定申告ガイド」にしたがって作業を進めれば、初めての方でも確定申告書類を作ることができます。
プラン別料金
- フリープラン(無料):確定申告書類が作成可能。年間仕訳件数50件まで。
- パーソナルミニプラン (980円/月、11,760円/月) :確定申告書類が作成可能。
- パーソナルライトプラン (1,280円/月、11,760円/年):確定申告書類が作成可能。その他に請求書(一部機能)・経費・給与・マイナンバー管理の機能を利用可能。
- パーソナルプラン(2,480円/月、23,760円/年):確定申告書類が作成可能。その他に請求書・経費・給与・マイナンバー管理の機能を利用可能。
- パーソナルプラスプラン(35,760円/年):パーソナルプランに電話サポートが利用可能。
公式サイト マネーフォワードクラウド確定申告
2)やよいの青色申告 オンライン
弥生会計オンラインは、2019年3月のMM総研調べで利用シェア55.4%を誇り、一番使われているクラウド会計ソフトなのです。
日々の取引入力や帳簿作成だけでなく、レポートの作成といったフリーランス・個人事業主の方の会計作業に必要な機能がすべて備わっています。
銀行やクレジットカードなどと連携して、取引データを自動で取込み、仕訳をしてくれる「スマート取引取込」と、日付や金額など家計簿感覚で入力するだけで、帳簿づけができる「かんたん取引入力」。
ガイダンスに沿って入力するだけで、登録した取引から帳簿や確定申告書類を自動で作成できます。
プラン別料金
- 無料体験版:2か月間一部の機能を無料試し(決算・確定申告機能は利用不可)
- セルフプラン(8,000円/年):確定申告書類が作成可能。
- ベーシックプラン(12,000円/年):確定申告書類が作成可能。電話、メール、チャットサポートが利用可能。
公式サイト やよいの青色申告オンライン

初年度無償キャンペーンすべての機能が初年度1年間(最大14か月)お試しできます
・セルフプラン:8,000円 ⇒ 1年間 無料
・ベーシックプラン:12,000円 ⇒ 1年間 6,000円/年(税抜)
キャンペーン期間:2021年3月15日申し込み分まで
インストール版(Windowsパソコン専用)
3)freee(フリー)
上記の2社と同じように入力の画面がシンプルなので、初心者でも帳簿づけがしやすいソフトになっています。
また、わからないことがあればチャットサポートで相談、メールサポートも無料で受けることができるので安心です。
プラン別料金
- スタータープラン(11,760円/年):確定申告書類が作成可能。チャット 、 メールサポートが利用可能。
- スタンダードプラン(23,760円/年):確定申告書類が作成可能。消費税申告。チャット 、 メールサポートが利用可能。(優先対応)
- プレミアムプラン(39,800円/年):確定申告書類が作成可能。消費税申告。チャット 、 メールサポートが利用可能。(優先対応)電話サポート、税務調査サポート保証。
※最大30日間無料でお試しできます。
公式サイト freee
まとめ
これから会計ソフトを使い始めるのであれば、ネット環境がある人はクラウド型の会計ソフトがオススメです。
銀行口座やカード情報を登録することで取引明細を自動取得することができるので、会計作業にかかる時間と手間を削減することができます。
そして、クラウド型であれば毎年の税制に合わせてアップデートされるので、アップデートに合わせてソフトを買い直すという必要もありません。
これから会計ソフトを利用する方、乗り換えを検討中の方にはクラウド会計ソフトを選びましょう。
- 確定申告だけでなく従業員や請求書の管理もしたい人
→クラウド会計ソフト「マネーフォワード」 - 青色確定申告をすることが目的の人
→やよいの青色申告オンライン・freee
- 白色確定申告ができればいい人
→やよいの白色申告オンライン
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